Sauna Blog #1 【アクア東中野】@東中野駅

サウナ

Sauna Blogとは?

このブログでは、サウナ歴6年、全国50以上のサウナを巡ったことのあるわたくしJINが、完全なる独断と感覚で、各サウナに関するレビューを書いている。もちろん、サウナはその人その人の感覚によって感じ方が違うし、その日の体調や、気温などによって大きく変わってくるものである。そう、”サウナは生き物”である。そんな生き物と触れ合った体験談を書き綴ることで、次行くサウナを探している人の、参考情報となれば嬉しい。今や、サウナは非常に人気になり、サウナ関連の情報も非常に多く出回るようになった。しかし、一昔前はサウナの情報サイトなどはなく、手探りで自分に合うサウナを探していたものだ。そんな、自分に合うサウナを探しているけれどもなかなか見つからない、どんなサウナか気になる、と思う人の為に、自分が実際に行ったサウナの体験談を記録していきたい。より多くの、サウナを愛する人に向けて、また、今後サウナを愛するかもしれない人に向けて、綴る手紙である。    生粋のサウナ―JINより

はじめに

総合評価  〈4.2〉

『荒れたら、整い返す・・・恩返しです!

~こんなに整えるなんて、さ・い・こ・う・DEATH!~』

サウナ:★★★★☆

水風呂:★★★★★

外気浴:★★★★★

その他:★★★☆☆

コロナ禍の影響は、SPLASH BROTHERS(サウナ仲間とのグループ名)のサ活にまで影響を及ぼしており、公正サウナ委員会のボードメンバーでもある我々は、「ウィズコロナfeat.サウナ」の在り方に向き合いながらも、サ活を一旦休止する、との判断に至った(ちなみに「ウィズコロナ」は和製英語なので、正しくは「コンコロナ」だよ、と言うとマウントが取れます)。

 様々な銭湯・サウナ施設の経営が苦しいのは重々承知した上で、浴場がクラスター発生場になることの風評被害を避けることを第一に考えたからである。

 そうして万全を期し、安全第一に考えて、待ちに待ったサウナに入った時は、世の中が待ちに待った「半沢直樹」を楽しむのと同じ、いや、それ以上にワクワクしていたかもしれない。『ワクワク出来ることがあるって、素晴らしいと思わないかい?(引用:ロンドンハーツに出てた芸人さん)』。かくして、出向させられていたSPLASH BROTHERSによるコロナへの反撃は、アクア東中野を舞台に幕を開けた!!

サウナ

  • サウナは「ドライサウナ」。温度は100度前後、収納人数は10人強(今はコロナの為、9人までというしっかりとした対策アリ!)。
  • 入室と同時に懐かしい“熱もり”に全身が包まれた。正義を全うする半沢次長の如く、コロナ禍にも拘らず、サウナにはあの頃と変わらない熱があった。きっと古代から受け継がれてきた、そして北欧から輸入された“熱”はジパング日本において、今尚形を変えながらも由緒ある“熱”として、光を灯し続けていた。それはまるで、オリンピックの聖火が絶えず受け継がれているかのように“サウナートトノイシップ”に則り、正々堂々と存在し続けることを誓っていた。
  • ドライサウナは奥にどっしりと熱源を構えており、段は二段構成。若干部屋のスペースが狭いので、入り口と奥での温度差が少し目立つが、その分奥側、上段側に行けばしっかりと温まれる。本格派サウナを求める方、是非に最奥を目指してください。求めている熱は、意外と近くにあるものですよ。久しぶりに熱に触れると、世の中の地球温暖化の熱を全てのサウナに均等に割り振ってくれたら、地球もハッピー、サウナーはヒッピー、世界がwe are the worldだなあ、などという考えが巡った。更に嬉しかったことは、コロナ対策で「会話自粛ください」という貼り紙の指示をしっかりと守るサウナーの方々のモラルの高さである。本当に、サウナーの「礼を守り、まわりに優しく」の精神には感激させられる。とても大きな紋々を身体に纏った方々でも、しっかりと守る(ちなみに、サウナーが知っている常識として、紋々を身体に纏った方は悪い人が多いというのは誤ったイメージである。あれは、一種のファッションであり、一つの個性として受け入れるべきである。これらに抵抗を持つようではダイバーシティが台頭している世界で、いつまでも保守的になってしまう。そう、サウナは多様性を学べる場でもあるのだ!)。

水風呂

  • 水風呂15℃前後で5人程収容可。ちなみにお風呂は、全て軟水を使っている為、お肌すべすべのもちもちになり、帰り道で自分の肌を何回も触りたくなる程である。

  • 典型的なドS水風呂(略して“エスロ”)。ここは非常にいい温度ラインを保っており、大和田にめちゃめちゃ土下座させられそうになりながら、ギリギリで跳ね返した直樹のように、もう少しで「冷」に打ち負かされそうになりながら、ギリギリで「熱」を保つことを可能にしている。直樹がギリギリで土下座しなかったのも、天の羽衣を纏っていたからかもしれない(正直、直樹がサウナーであるシーンをあのドラマに入れてしまうと、過去最高傑作になってしまうと思っていた為、あのくらいが丁度よい。痘痕も靨、少し物足りないくらいが一番満足するものだ)。

  • 何より最高なのが、屋外に温水プールがあることだ!カレーの次か、カレーよりもじゃないかなあ・・・周りに温水プール嫌いな人がいない割合。バンクシーもびっくりなくらい、みんなプールとして使わないトトノイの反逆者である。プールの淵って、いつになっても青春が影を残しているよね(ここら辺からちょっと何言っているか自分でもわかってないです)。子供連れのお父さんも、子供をここで泳がせておけば、好きに整える。小さい子供が習いたてのクロールで、バシャンバシャン水しぶきを上げながら、恍惚とした表情のサウナーに、無抵抗にその水しぶきがかかる様は、どこかシュールでどこかほのぼのとした古き良き日本の夏休みを思い出させる。

ととのい

  • 久々に入ったので、一巡目は置きにいってしまったが、我々はすぐにスイッチが入り、二巡目からガンガン熱を浴び、キンキンに冷え、ギュインギュインに整い始めた。「さよなら自粛、おかえりトトノイ」。これだけ待ちに待たされ、焦らされたのは人生初だったので、久しぶりにトトノイに出会えた我々は、兵糧が尽きた秦軍がようやく食糧にありつけた時と同じくらい歓喜した(キングガムのネタバレ注意)。
  • 最近は、芸能人の不幸なニュース等が続き、多くの人が心に抱えるものが多くなっている。自分が少しでもそうだなと思ったら、まずはサウナへ。周りの人が少しでもそうだなと思ったら、次にサウナへ。全然知らない通りすがりの人が暗い顔をしていたら、最後にはサウナへ。みんなで支え合いましょう、サウナでスッキリしましょう。みんな、生きているだけですごいのです、毎日を過ごしているだけで頑張っているのです。そんな自分に、ささやかなお値段で豪勢なご褒美あげませんか?

Everybody, let’s go to the SAUNA.

その他

  • 至って普通の銭湯ではあるが、下町の優しさに溢れた施設。更には、サウナ利用者は2時間までというしっかりとした対策などから、コロナ禍でも安心してお客様が利用できるように従業員の方々の行き渡った心遣いを感じる。外気スペースも多く、露天風呂もあることから、少しコロナでサウナに行くのが心配な人にも是非お勧めしたい。
  • また、ここの施設は非常に独特で住居部分と併設されているように見受けられた(真相は闇の中)。もし、ここに住めるのであれば、家賃が多少高くても何もいう事はない(ちなみに、隣にはコインランドリーも併設されており、住環境としてはばっちりである)。
  • 尚、東中野を軽く散策したがあまりサウナ飯に適したご飯屋さんを見つけられなかったが、一軒とてもおススメのお店がある。それはケバブ屋さんだ!「東中野 トルコアズケバブ TURKUAZ KEBAB」に足を運び、「チェリージュース」と「ベイティケバブ」をサ飯に選んだ。普段なかなか出会えない、「チェリージュース」は乾いた身体に、中東の独特な風味を染み込ませ、「ベイティケバブ」によって沢山のスパイスとガッツリお肉でしっかりと栄養補給も出来た。ルフィが中東発祥の漫画だったら、海賊弁当はきっとケバブになっていたといっても過言ではない。和と中東、これまた乙な組み合わせに出会えた良き一日であった。

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