Sauna Blog とは?
このブログでは、サウナ歴6年、全国50以上のサウナを巡ったことのあるわたくしJINが、完全なる独断と感覚で、各サウナに関するレビューを書いている。もちろん、サウナはその人その人の感覚によって感じ方が違うし、その日の体調や、気温などによって大きく変わってくるものである。そう、”サウナは生き物”である。そんな生き物と触れ合った体験談を書き綴ることで、次行くサウナを探している人の、参考情報となれば嬉しい。今や、サウナは非常に人気になり、サウナ関連の情報も非常に多く出回るようになった。しかし、一昔前はサウナの情報サイトなどはなく、手探りで自分に合うサウナを探していたものだ。そんな、自分に合うサウナを探しているけれどもなかなか見つからない、どんなサウナか気になる、と思う人の為に、自分が実際に行ったサウナの体験談を記録していきたい。より多くの、サウナを愛する人に向けて、また、今後サウナを愛するかもしれない人に向けて、綴る手紙である。 生粋のサウナ―JINより
はじめに
総合評価 〈3.9〉
『日本の大都会東京にあるマイホームサウナ
~灼熱の部屋で新雪を踏む事変~』
サウナ:★★★★☆
水風呂:★★★★☆
外気浴:外気スペースなし
その他:★★★★☆
- 本サウナは、非常に人気が故、土日などには入場規制がかかり、入場までに待つ可能性がある。実際に我々が訪れた日は、“雨&冬の寒さ”で予定がなければ外出を控えるような日にも関わらず、土曜の午後の時間帯に向かうと、入るまでに待つ必要があり、最終的には20人程が入り口前に列をなしていた。(街ゆく人が行列を見た後に、何に並んでいるのかみて銭湯であることに気づき、変な顔をされておりましたが、そんな視線ごときに我々フロリスト・セントウジャー・サウナーは屈しません)
- 「待つなんて嫌だなあ」、「せっかくのんびりしたいから、人が少ないところがいいなあ」。その気持ち、とても分かります。そのような方は、是非人がいなさそうな時間帯に向かうのをおススメします。ただ、何故あえてすごい列が出来ていたことを述べたのかというと、「混みますのでそれを念頭に」という忠告の意味よりも、「こんなに人が待ってでも入りたいくらいの施設なのだ」ということをお伝えしたいのです。食べログ3.5以上のお食事屋さんと一緒、人気なとこに人が集まるのは、どうしても仕方がないことなのです。
サウナ
- サウナは最近我々ハマりの「ボナサウナ」。温度は90度前後、収納人数は10人程。
- 入っての感想、「安心」が第一に出てきた。何故だか分からないけど、とても安心を感じた。そしてその次に感じたのは「安定」だった。なんだろうこの感覚は、分からないけどこのサウナはなにかバランスが良い。雨で寒い冬の日だったからなのか、幼き頃、冬の日に学校帰りや外で遊んで帰った時に、我が家があたたかくて何か安心するなあ、というような気持になったのと同じ感覚をとても感じた。自分のよくいくサウナを「ホームサウナ」というが、ここは「マイホームサウナ」という感じである。神田という土地柄、訪れるお客さんの多くは、地方から東京に出てきた人や、神田が地元の人ではない人が多いと予想するが、そんな我々に、「ここ大都会の東京にもあなたたちのマイホームはあるんだからね」、と言わんばかりに包み込まれた。熱さと安心に包み込まれた私は、小籠包の具になった気持ちになりながらじっくりと蒸され、たっぷり肉汗をかいたのであった。
- 途中、店員さんが敷いてあるマットを交換する時間があり、新しいマットに座る機会があったのだが、良いタオルだからなのか、毛が立っており、まるで“新雪に座るかのような感覚”であった。地味にこのタイミングが一番のおススメポイントなのかもしれない。読者の皆さん、90度近い室内で、雪を踏む感覚を味わったこと、ありますか?こんな貴重な感覚を味わえることは、そうない!是非体験してほしい!そして、友達や家族と「最近なんか楽しいことあった?」などという会話をしているときに、さりげない顔で「んー、ああ、そういえば最近灼熱の部屋で雪を踏んできたよ」と答えてください。「え!?どういうこと!?」。この反応間違いなし!最近会話のネタに困っているなあという人、なんかキャッチーなフレーズで話題盛り上げたいなあという人、是非お使いください。“灼熱の部屋で雪を踏む”。こちらの著作権、しばらくみなさんも使えるように特許庁に申請しておきますので!!!
水風呂
- 水風呂18℃前後で3人程収容可。
- マイルド草食系水風呂であり、これまた水に包まれる感をとても感じられる良き水風呂。最近はドS水風呂(略して“エスロ”)を訪れることが多かった分、久しぶりのドM水風呂(略して“エムロ”)にはなんだか久しぶりの気持ちよさを感じられた。
- “エスロ”派と“エムロ”派、あなたはどちら派?「おれアムロ派」というボケを考えたあなた、養成所からやり直しましょう。
ととのい
- 外気スペースがない本施設であったが、最近は外気スペースがないとこでのととのい術も徐々に分かってきた我々。是非皆さんもご参考にしてください。①まずは水風呂に入ります。②入る時間は、普段自分が外気浴をするときの1.2~2倍くらいに伸ばす。③その後、頭を良く冷やすべく、桶で水をすくい、十分に頭を冷やせるまで、お水を頭にかける。以上。とても簡単ですが、このひと工夫だけで、外気に触れられない室内でも気持ちよくととのえます。3分クッキングよりも簡単なので、なんなら一回3分クッキングの枠で流してもらいたいくらい。
- 他の人の邪魔にならないように、お風呂のふちなどに座り、待つこと数分、この数分間はいわば映画を見に行った時の色んな今後の映画の予告の時間。そして、数分まてば、お待ちしておりました本編のはじまりです。ワンカット撮影、BGMもエフェクトもCGも各々の脳が独自に創り出すあなただけのトトノミー賞作品の出来上がり。
その他
- 浴場内は明らかなキャパオーバーで、裸の人々でごった返していたのだが、これもまた御一興、シュールレアリスムな現代アートを目の当たりにできる。裸になってもワビサビを心得た優しいお客さんが、しっかりと待ち、譲り合い、お互いが嫌な思いをしないように自然と気を遣いあう感じは、邪馬台国の都心の大人気サウナでしか見られない貴重な光景であろう(古代ローマでも見られた風景なのかもしれぬ)。
- 今回は、浴場内のことばかりで書くスペースがなかったが、RAKU SPAの大きな魅力はコンテンツが充実していること。休む、くつろぐ、作業する、考え事をする、身体を動かす、食事をする、読書する・・・なんでも出来る空間であるが故、長時間滞在にも適しております。是非ご堪能あれ。
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